2012年5月16日水曜日

安易に喫煙していると、心肺機能にも悪影響が及びます。

喫煙は心肺機能にも悪影響を及ぼす。
もともと肺は、吸気の通り道である気管が
20数回枝分かれを繰り返してどんどん細くなり、
其の先に約3億個の肺胞をつけている。

気管には産毛のような細かい「繊毛」が生えており、
空気と一緒に誤って吸い込んだ塵(チリ)や異物を、痰(タン)として排除する。

しかし、喫煙により繊毛の働きが衰えると、異物を除去しにくくなる。
喫煙者の痰がなかな切れないのはそのためである。


一方、肺胞では細かい血管が網の目のように分布しており、ガス交換を行っている。
つまり肺胞内の酸素が血液中の赤血球に結合するするが、
喫煙によって生じる一酸化炭素が酸素よりも赤血球に結合しやすい。

それで一酸化炭素に妨害されて、赤血球の酸素運搬機能が低下する。
その対策として喫煙者では赤血球の数が増加して、
其の機能を補っているが、そのため血液の粘り気が高くなり、
その分心臓の負担が増加する。

さらに喫煙の都度、動脈が収縮し、
高血圧や動脈硬化をもたらすことも良く知られている。

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